小児歯科

お子様の歯を虫歯や歯周病から生涯守るには、子ども時代の「歯医者さんとの接し方・通い方」が大切です。そのためには、歯医者さんが子どもにとって”安心できる場所“になることです。

もし虫歯があっても、無理に治療するのではなく、お子様の状態や意思を尊重しながら行うことで、他の歯医者さんで泣き叫んでいた子どもでも、しっかり虫歯の治療ができるようになります。

小児歯科

子どもの口の中は、その時期ごとに注意すべきところが違います。例えば生後3か月の寝方(寝かせ方)でも歯並びに違いができてしまうように、何気ない普段の生活の影響を受けてしまうのが、成長期にある子どもの口の中の特徴です。

お子様の年齢に合わせて、将来を見据えたアドバイスをします
今、お子様の口の中に虫歯がなくても、生活環境が変わると、虫歯のなりやすさに変化が出てきます。

幼稚園や学校に通いだしたり、友達の家でおやつをもらうようになったり、部活が始まった、受験生になった、親元を離れて一人暮らしが始まったなど、お子様の生活環境はどんどん変わります。その影響は、虫歯だけでなく、噛み合わせや歯並びにも影響します。

成長期だからこそ、今の時期にしかできない虫歯や歯並び、噛み合わせに対しての治療や、注意が必要なポイントがあります。成長期という時間を有効に使って、今も、そして将来大人になったときも、より健康な状態になるように予測を立てて、治療、予防を行っていきます。

子どもの歯の予防について

子どもの歯の予防子どもの歯の予防歯科は大きく分けると、

●虫歯と歯肉炎の予防
●不正咬合・不正歯列の予防
●将来にわたる健康を創る

の3つです。

虫歯と歯肉炎の予防
「虫歯にならないようにするにはどうすればいいの?」
「フッ素って使った方がいいの? 安全なの?」
「子どもが歯みがきを嫌がってさせてくれない時はどうすればいいの?」
「歯が抜けそうで痛くてご飯が食べれないのだけど、抜けるまで待った方がいいの?」

お子様の年齢やお口の中の状況によって、疑問に思うことはさまざまでしょう。同時に、それぞれの取り組み方もさまざまです。今どうすればいいのか、今後起こり得る問題に、どう対処して、どのように防いでいくのかを、お子様自身やご家族と一緒に考え、取り組んでいくのが当院の方針です。

不正咬合・不正歯列(悪い噛み合わせ・歯並び)の予防子どもの歯の予防
歯並びの問題は、座り方や立ち方、歩き方、寝方、食事の仕方など、成長期の生活習慣によって引き起こされているケースがほとんどです。生活をしていく中で、いろいろな場面で重力の影響を受けることで、成長過程の身体にひずみが生じ、それが歯並びや噛み合わせとしても現れます。

昔のように、一日中裸足で走り回ったり、水汲みなどの家事を手伝ったりしていれば、身体もしっかり鍛えることができ、歯並びなどの問題も起こりにくいと考えられますが、現代では95%の子どもに歯並びの問題が生じているというデータもあります。

いつから歯並びに注意すればいいのか、いつから治し始めるのか、予防できるのか…そういったさまざまな観点から、一人ひとりに合ったアドバイスや治療、予防を行います。

子どもの虫歯について

子どもの虫歯今は、虫歯が防げる時代になりました。幼稚園の検診などに行っても、虫歯がある子どもは全体の1割ほどになっています。それでも、生活習慣が急に変わるなどして食生活に変化が起こったり、習慣だった歯みがきがおろそかになったりすることで、簡単に虫歯になってします。

それを防ぐためには、子どもの頃から歯のクリーニングに通う習慣をつけることがおすすめです。実際、きら歯科に通っている子どもたちは、歯医者に来るのを楽しみにしてくれています。かえって周りの大人の方々のほうが、歯医者へ行くことに抵抗を感じているのではないでしょうか?

歯医者さんに対するイメージが変わると歯医者さんへの通い方も変わり、虫歯や歯周病を治療しなくて済むようにもなり、歯を失うこともなくなります。それでも、虫歯になってしまったときは、最善の治療を行うのはもちろんのこと、これ以上虫歯を増やさないよう、しっかり予防を行う必要があります。

●子ども時代の虫歯への対処が大人の歯の未来を決めます
「子どもの歯は抜け替わるから、ほっといても大丈夫」という方もいらっしゃいますが、虫歯の原因はバイ菌なので、一本でも虫歯があると、他の歯にも虫歯菌が感染してしまいます。特に、生えてきたばかりの永久歯(大人の歯)はまだ弱く、簡単に虫歯になってしまいます。

また、子どもの時に虫歯にならなければ、虫歯菌自体も少ない状態が保てるので、大人の歯に生え変わっても虫歯になりにくい傾向にあります。そういったことも踏まえて、お子様が楽しく歯医者へ通えるように導いてあげることが、一番大切なことではないでしょうか。

虫歯になったらどんな治療をするの?
子どもの虫歯虫歯がまだ浅い時には、削らずにしっかり予防をすることで進行を抑えられますが、穴が開くほどの虫歯になってしまったときには、虫歯の大きさによって、プラスティックや金属などで補います。

もっと虫歯が進行してしまうと、神経の治療が必要になってきますが、乳歯の下には永久歯があるので、刺激を与えないよう慎重に治療を行います。そして、新しく生えてくる永久歯が欠けたり虫歯になったりしないよう、定期的にチェックして見守っていきます。

虫歯になってしまった時に一番大切なことは、それ以上虫歯を増やさないようにお口の中を整えていくことです。歯を強くするフッ素を使ったり、普段の家での歯みがきが上手にできるようにするほか、不整合な凹凸がなくて磨きやすい歯並びにしていくことも大切です。

小児矯正

現代の子どもの多くは歯並びに問題を持っています。しかし、生後間もない頃からのケアによって、矯正しなくなくても済む場合も多々あります。当院では、身体バランスの歪みが口の中において歯並びという形で表れるという見地に立って、身体全体のバランスからも小児矯正にアプローチしています。

小児矯正昔の子どもに歯並びの問題が少なく、現代の子どもに問題が多いのは、運動量の少なさから生じる身体バランスの不和が原因であると考えられます。「うちの子はサッカーをやっているから大丈夫でしょ?」というご質問を受けることがありますが、その子どもの歯並びには歪みが生じていることがほとんどです。現代の子どもは運動不足によって、姿勢のバランスが上手にとることが出来ず、その影響が歯並びの歪みとなって表れます。

歯並びの歪みは5歳の頃から顕著になってきます。当然、矯正時期は早いに越したことはないのですが、ただ歯並びだけをきれいに矯正しても根本的な解決にはなりません。身体のバランスに則った矯正が必要なのです。

では、身体のバランスを無視して矯正してしまうとどうなるか?最悪の場合、20歳前後にして立つことができず寝たきりの生活を余儀なくされてしまう場合もあります。これはかなり重症な例ですが、いかに身体のバランスと調和した歯並びが大切が分かります。

このようなことから、当院では小児矯正において床矯正などの装置も使用しますが、それだけでなく、身体のバランスを改善する「正しい姿勢」を身につけるフローを治療の一環に取り入れています。

治療時期の目安

●生後3ヶ月~1.5歳小児矯正
身体のバランスがしっかりととれた正しい姿勢を身につけるために、生後間もない頃からのケアが理想的です。例えば生後3ヶ月以内の赤ちゃんですと、首が座っておらず、寝かせ方や授乳の仕方が大きく身体のバランスに影響を与えます。

ちなみに寝返りをさせないでいると、布団に接している顔側の歯がぺったんこになってしまいます。このようなことを防ぐためにドーナツ型の枕を使用するのもおすすめです。この時期からケアしていけば、将来的に矯正治療をする可能性がたいへん低くなります。できる限り、矯正治療をせず予防することを当院ではおすすめします。

●1歳6ヶ月~6歳前後(6歳臼歯が生えるまで)小児矯正
生後1歳半くらいになると、だんだんと歯が生えてきます。この時期になると、座って自分で食事できるようになるので、座り方が重要になってきます。

この時に気をつけていただきたいのは、お子さまの足がブランブランとなっていないこと。足が地に着いていないと、噛む時に力が入りません。しっかりと噛むことでアゴが成長するので、ここで成長が阻害されてしまうと、アゴが発達せず将来、矯正が必要になってしまいます。

その他で気をつけていただきたいのは、左右の歯を均等に使って噛むことや立ち方や靴の選び方などが上げられます。生活習慣ひとつひとつを改善していくことが予防にとって大切だと当院は考えます。

●正しい姿勢の作り方講座
1.イスに座る際にタオルや座布団をひいて、少し前に身体を傾けるように座る
少し前に傾斜させて座ることにより、骨盤が立つかたちとなり、立ち上がる際に身体に余計な負荷をかけなくなります。負荷をかけ過ぎた身体はバランスを崩し歪んでしまい、その影響が歯並びとしても表れる可能性が高いので、是非試してください。

2.内転筋をはじめとするインナーマッスルを鍛える
内転筋を鍛えることによって、体幹が養われます。体幹は身体のバランスを保つために必要不可欠なものです。内転筋を鍛えるには、ひざとももの間にクッションを挟むなどのトレーニングがおすすめです。内転筋を鍛えることで、お子さまのサッカーやバレエなどの運動能力の向上も期待できます。

3.腹式呼吸を身につける
腹式呼吸を身に付けることで、免疫力の向上が望めます。あまり馴染みがないかもしれませんが、座禅は交感神経と副交感神経の療法の活性化につながるのでおすすめです。

4.食生活の改善
現代の食べ物は柔らかいものが多く、しっかりと噛む回数が少なくなりがちです。しかし、少し食材を大きめに切って噛むことで、前歯で噛み切り、奥歯で咀しゃくするということができ、しっかりと噛んだ食事が可能となります。

このように生活習慣からも、きれいな歯並びへのアプローチが可能ですので、是非試してください。より詳しいお話は当院にてお尋ねください。

●6歳臼歯について
6歳臼歯(乳歯の奥歯の後ろに生える上下の第1大臼歯)が生えると、噛む位置の高さが決まります。寝ている時も、6歳臼歯が基準となり、子どもはだんだん寝返りをしなくなるという特徴がでます。

【床矯正(しょうきょうせい)】取り外しも可能な矯正装置

床矯正成長の速度にアゴの成長が追いつかず、歯が重なってしまうと、器具を使用した矯正が必要になります。当院では、そのような場合、床矯正を使用しています。

取り外しができるプレート(床)により、歯の移動と、アゴの骨の拡大を行う矯正治療です。取り外しが簡単にでき、食事中は外せます。

この装置では、歯を正しい位置に動かすとともに、歯の土台そのものを正しい大きさに拡大します。装置はスクリューが装着されていて、ネジを回転してスクリューを拡げて歯並びの幅を広げたり歯を動かしたりします。

10歳を過ぎると自分の意志で取り外しができ、きれいな歯並びになりたいという意識もできますので、お子さまお一人で治療に参加できるようになるのが一般的です。しかし、10歳にならないお子さまの場合、親御さんのサポートが必須となりますので、しっかりと矯正器具をはめているかのチェックやネジを回したり、器具の清掃をしたりなどのサポートをしてください。

●床矯正を終わらせる時期床矯正
・男性の場合、18歳くらいまで
・女性の場合、12歳~13歳まで

床矯正が有効なのは成長期までなので、それまでに床矯正は終わらせなければなりません。男女によって成長に差異がありますので、床矯正を利用される際はご考慮ください。

また、中学生くらいになると大人の歯に生え変わっていることも多々あり、そのような場合は成人矯正と同様にワイヤー矯正を使用します。

お子さまは思春期になると、部活や友達関係に忙しく、小学生の頃と比べ、歯のケアがおろそかになりがちですので、虫歯のケアについても歯並び同様に取り組んでください。

非抜歯を推奨しています

当院は基本、非抜歯にて矯正治療に臨んでおります。
しかし、成長期の方たちの場合、「きれいになる」を取るか、「噛むことの重要性」を取るかという判断していただき、前者を選んだ場合は、本格的な抜歯矯正をする歯科医院を紹介させていただくこともございます。

床矯正以外の矯正装置

機能矯正装置
当院の小児矯正では、床矯正以外に機能矯正装置というものをご用意しております。床矯正は、歯を動かすことはできますが、その土台の骨を動かす力は不十分なので、機能トレーニングが必要です。

機能矯正装置は、噛む力や舌の力、頬粘膜、口唇の力などを矯正力として使うのが特徴で、器具を使用するだけでお口の機能を高めるトレーニングができ、自然とあごの骨が成長し、歯並びも整っていきます

レントゲンを撮って分析することで客観的に診断することができ、あと何ミリ拡大が必要とか、頭に対してあごの骨のバランスが取れているのかどうかなどを診ることができます。

普通のワイヤー矯正や床矯正では、歯しか動かせません。分析してあごの大きさも変えたいときには、機能矯正装置を用いてあごを成長させ、同時に歯並びも整えていきます。

詳しくはこちらから → 『機能矯正装置 』へ

心臓に負担をかけない呼吸をする
夜寝ているときのお子様がいびきをかいたり、歯ぎしりをしていたりする傾向がある場合、それは気道が狭くなっていて呼吸がしづらい状況になっているサインかもしれません。

レントゲン写真を撮ってみると、鼻から肺につながる気道を見ることができます。歯並びが悪い方のほとんどが、気道が狭くなっています。機能矯正装置で骨を成長させれば、気道が広がり、呼吸も楽にできる状態となります。

気道が狭くなっていることで「夜眠りが浅い」「脳の発育に悪影響がある」「昼間集中できない(イライラする)」「 学力が低下する」「運動能力が低下する」などの状態がみられます。また、そのまま大人になれば無呼吸症候群へつながります。呼吸ができないことは心臓へ負担をかけることから、早く亡くなることにつながってしまいます。

これらの症状は、あごの骨が成長しきれずにいるために、気道を狭くしていることが原因です。機能矯正治療により、骨が大きくなることで歯並びもきれいになりますし、悪い小症状は改善され、健康にもつながります。



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